2008年2月21日(木)15:42

ブラウン英首相:「イギリスはEUの中心を構成」

ブリュッセル(AP)

ゴードン・ブラウン英首相はイギリスがEUの中心的役割を果たすと主張した。欧州統合に対する国内の根強い懐疑を踏まえつつ、ブラウン首相は木曜日ブリュッセルで、「イギリスはEUの中心に属す」と述べた。ブラウン首相の欧州委員会訪問は8ヶ月前の首相就任以来初の訪問となる。

ブラウン首相は、改革条約交渉の完了後EUは「欧州の市民が真に直面している問題、すなわち繁栄、雇用、安全、気候変動への取り組み、全世界の安定と安全という問題に目を向ける」必要があると語った。首相はまた、エネルギーと電信の市場における競争力の強化を目指す欧州委員会の要求を支持した。ドイツではこの要求について激しい議論が戦わされている。

さらにブラウン首相はEU二酸化炭素排出権取引のために「独立の銀行」を創設し、産業界に対して発行できる排出権証明書の数を定めるよう主張した。これまでは排出権証明書の数は欧州委員会が個々の加盟国と交渉を行いながら決めている。

原題:Brown: Grossbritannien gehoert ins Zentrum Europas




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